別の記事でブライドルレザーについて書きましてが、その中で、比較するならバケッタレザーの方が適してると書きました。
バケッタレザーの中でも特に注目したいのが、イタリアの古くからある伝統的なバケッタ製法で作られるベジタブルタンニンレザーになります。
一般的なベジタブルタンニンレザーとの違いは、仕上げの工程で、通常は、植物性のオイルを染み込ませるところをバケッタ製法では、固形の動物性オイルを染み込ませます。
この動物性のオイルというのは、なかなか浸透率が悪く、大変な作業で、効率やコストの問題で、しばらくの間、バケッタ製法は行われなくなってしまいました。
それを見事にイタリアのバラダッシ社が復活させて、今日に至ります。
なかなか興味深いエイジングをしてますので、ちょこっとご覧ください。
ミネルバボックスと言うバケッタレザーのエイジングです。
使用前
半年使用後
どうでしょうか?
使用前に比べると色合いが変化し、ギラギラとした光沢が出てるのがわかるかと思います。
コードバンは、キラキラとした光沢や艶が出てきて、まさにキングオブレザーと言う感じですが、こちらのバケッタレザーもなかなか趣のあるエイジングをしてます。
エイジングに関して言えば、コードバンに匹敵する面白さがあるかと思います。
本革の財布をどういう視点で選ぶかについては、人それぞれかと思いますが、エイジングに重点を置いてる場合は、コードバンに限らず、今回、紹介させて頂いたバケッタレザーもありますので、自身の好みを一考してみてみるのも良いかと思います。
他のバケッタレザーのエイジングをご覧になりたい方は、こちらもどうぞ。
使用してから4年が経ちましたが、このマットーネのエイジングは、なかなかのビックリです。
バケッタレザーが良くまとまってるサイトはこちら!
それにしてもレザーの世界は、奥が深いです。^^;