ブライドルレザーとの比較について

コードバンとブライドルレザー

コードバン財布とよく比較されるのがブライドルレザー財布です。

結構、色々な所で比較されているので、なんだか探してる方としても、真剣に比較して検討しないといけないのかなと思ってしまいますよね。^^;

 

私からすれば、なんか無理やりライバル関係にさせられちゃってるような気がしてなりません。

そもそも、それぞれ馬皮と牛皮で全然違う素材です。

 

ブライドルレザーではありませんが、コードバン(下段)と牛革(上段)の違いをご覧ください。

 

コードバンと牛革

 

見た感じでも違いがわかるかと思いますが、手触りは、コードバンは「ツルツル」で牛革は「ツルザラ」と言う感じになってます。

コードバンは、馬のお尻部分の表と裏を削り取った1層構造で、牛革は、皮の表面がある2層構造となり、根本的な違いがあるわけです。

牛革は、どんだけ磨いても、コードバンほどのツルツルにはならない構造になっています。

 

つまりは、ブライドルレザーを比較するなら、同じ牛革どうしでやるべきじゃないでしょうか!w

 

これは、コードバン財布を探してる方を迷わせる策略だと思います。ww

乗ってはいけませんよ!

 

一歩ゆずるとして、もし、コードバンを他のレザーと比較しようと思うなら、ブライドルレザーではなく、もっとエイジングするイタリアのブランドレザー類ではないかと思うのです。

かなり個人的な意見ですが、コードバンがブライドルレザーに負ける要素は見当たりませんが、イタリアの高級レザー類なら、エイジングでコードバンとの比較対象になりうるかなと思います。

残念ながらブライドルレザーのエイジングは並レベルだと思います。^^;

 

ブライドルレザーが嫌いとか悪いと言うわけではなく、あくまでコードバンと比較するのはどうなの?と言う話です。

 

ブライドルレザーそのものは、イギリス伝統の歴史があり、愛すべきレザーであることは間違いありません。

ファンも多いレザーだと思います。

 

何度もブライドルレザー財布の実物を見てますが、ブルームと呼ばれる蝋が浮き上がった独特の状態は、とても面白いと思います。

コードバンもまれに蝋で仕上げられた物もありますが、基本的にはブルーム体験をすることは難しいでしょう。

 

 

ココマイスターを訪問した時の両者の実際の感触ですが、ブライドルレザーはパリッとしたおせんべいのような感覚でコードバンは、そこにしなやかさが加わる感じでした。

 

コードバンは、製造業者が少ないですが、ブライドルレザーは、イギリスだけでなく、他の国でも製造されているので、個々に特徴も様々だと思います。

ブライドルレザーを選ぶ際は、製造国やタンナーなど、細かく見て行くことをお勧めしたいと思います。

 

コードバンかブライドルレザーでお悩みの方は、恐らく、革財布に、はまると思いますので、長い目で見ればどちらも購入することになると思いますよ。w

私は、コードバン以外にイタリアンレザーも手を出しております。いずれブライドルレザーも使う予定です。

とりあえず、どちらが良いかについては、細かいことは気にせず、艶々の光沢ならコードバン、じわじわ湧き出るブルーム現象を体感したいならブライドルレザーと言う具合で良いのではないかと思います。^^;

 

 

ブライドルレザーもまとめて見ました。よかったらどうぞ!

 

私が持ってるイタリアンレザーの財布もよかったらエイジングなどご覧ください。

 


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